こんにちは、マユコです。
先週からインドに来ています。南インドの都市チェンナイは夏が始まったような気候で日差しが強く、久しぶりに肌が日焼けする感覚を思い出しました☀︎
何度か訪れているティースタンドのおじさんは、欧米の方のようにハグをすることはありませんが、控えめに片手をあげて、にっこり微笑んでくれる様子がインドっぽくっていいなぁ、とうれしくなります。
さて!
今回のブログは、チェンナイにある小さな出版社「タラブックス」の工房を訪れたお話しをシェアさせてくださいね!
タラブックスは印刷から製本までの全ての工程を手作業で仕上げている出版社です。
廃棄される古布を原料にしていたり、インド国内でもあまり注目されることがなかった無名の民俗画家たちと契約したり、本を通してより良い社会を作る活動としても注目されています。
また、「小さな組織であり続けること」もタラブックスの信念の一つです。
大きな組織にしてビジネスを拡大させるのではなく、顔の見える人間関係のなかで、「ここは私たちの場所なんだ」「何か大きなものの一員であり、大きなものに貢献しているんだ」という感覚を持てるかが、大切にされているのだそうです。
京都では2019年に細見美術館でエキシビジョンが開催されていて、わたしもそのとき見に行ったのですが、当時は、実際に工房を訪れる日が来ることを想像していませんでした!
前回のThe Door to INDIAでも、チェンナイにあるショップに行きたい!というリクエストといただき、みんなでお買い物を楽しみました。工房の見学は日程が決まっていて、予約が必要なので、次回はぜひ予約して訪れよう!ということで、下見を兼ねてやってきました。
作業が行われているすぐ横で説明を聞きながら、それぞれの工程を見学させていただいて、スペシャルな経験でした。
ハンドメイドの本、言葉にするとそれだけですが、その言葉のなかを覗かせてもらったら、そこには大きな世界が広がっていて、Tara Booksという一つの生き物のようでした。
からだを使ってその場所まで実際に移動して、そこで生活する人から話しを聞いて、インクの匂いを嗅いで、紙にふれてみて、
どうしてこんなにも感動しているのだろう、と考えてみたのですが、
(本や作品を見て、素敵だなと思ってはいたけど、コレクターでもないし、大大大ファン!というわけでもなくて、きっかけはチェンナイまで来たから、ちょっと下見に寄っていこうという軽い思いつきだったので)
それは、やはり、Tara Booksが一つの命を持った生き物のようで、その営みやあり方に、わたしのいのちが共鳴したからなのかなと思います。
わたしのいのちは、Tara Booksといういのちに出逢えたことに、とても感動しています。
頭や身体は普段からよく使っていますが、何かを感じ取ったり、感動したりすることも、わたしたちに授けられたギフトです。
感じることに意識を向けると、そこから受け取れるものが、いつでもどこでも用意されているのかもしれませんね!
それではまたすぐに、See you soon !
スタジオでみなさまに会える日を楽しみにしています^^
\The Door to INDIA vol.2 引き続きお申し込み受付中です/ ページだけでも覗いてみてくださいね!
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