TAMISA

なぜオーロヴィルを訪れるの?

こんにちは、まゆこです。

2024年のなかでも印象的だった出来事の一つ、TAMISAはじめての南インドへの旅「The Door to INDIA」を、このたび、Vol.2としてご案内できることを、とても嬉しく思っています。

The Door to INDIA

日程:2025年7月15日ー7月20日
場所:インド タミルナードゥ州(チェンナイ、オーロヴィル)
メイン講師:Yoko / Mayuko / Yuumi 


今日は、改めて滞在先のオーロヴィルについて、前回の旅をとおして感じたことをまとめてみようと思います。

オーロヴィルは、世界最大級のエコビレッジとして知られています。

世界には形態の異なるたくさんのエコビレッジがあるようですが、エコビレッジとはなんでしょう?

ウィキペディアによると、持続可能性を目標とした街づくりや社会づくりのコンセプト、またそのコミュニティ、とあります。

実際にオーロヴィルは、環境的実験都市として、永続的農業、森林・水資源保護、持続可能な資材を利用した建築など、様々なプロジェクトが行われています。

わたしの以前の印象は、このエコビレッジとしての要素が大きかったのですが、昨年の滞在を通して、新しい理解が加わりました。目指すビジョン、目的のためには、このエコビレッジという環境が必要なんだな、ということ。エコビレッジは目的ではなく、目的へのアプローチのひとつなのだな、ということです。

 

オーロヴィルは、インドの聖者シュリ・オーロビンドの精神的協力者であるマザーによって設立されました。オーロビンドは、ヨーガ指導者であり、インド哲学者、インドの反英独立運動家でもありました。

そして、彼がオーロヴィルで目指そうとしたことは、多様性の中で人間の統一を実現することです。

「統一の秘密は自分の中にある。」

オーロビンドは、「人間の本質が変わらなければ、外部の状況に本当の変化は起こらない可能性があるため、外部の手段を使用するのではなく、内部に目を向ける必要があります。私たちがエゴではなく魂に基づいて生きるときのみ、真の統一が地球上に君臨するでしょう。」と述べています。

オーロビンドは、心の二元性、ためらい、制限やエゴの貪欲を行動の原動とするのではなく、真実の意識との繋がりと、それに基づいた行動を示しています。真実の意識と繋がると、まず私たちの性質が変わります。やがてそれは、私たちが住む世界を変えることができるのだという教えです。

自分の真実の意識を感じるために、オーロヴィルの中心にはマトリマンディルという黄金の球体の建物があります。ドームの中には瞑想ホールがあり、中心には世界最大の光学的に完璧なガラスの球体が収められています。

前回のリトリートでも、わたしたちはこのホールでの瞑想を体験しました。建物の中は、完全に無音の状態が保たれていて、参加者も案内してくださるスタッフの方がたも、いっさい話しません。瞑想ホールの扉が閉まるとより一層静寂が深まります。完全に音が消えると、意識や振動、周波数などが浮かび上がります。

マトリマンディルでの瞑想の体験で感じたことは、「そういうことか。」ということです。

どういうことやねん、というと、言葉で説明するのが難しいのですが、純粋意識とか、すべては振動しているのだよとか、ワンネスとか、そういう聞いたり読んだりしているから、言葉としては知っていることを、実際の体験へと導いてくれる場所だったのです。

 
「私たち全員が一つである神聖な現実の存在を徐々に認識することです。それを頭で理解するだけでなく、自分自身の中に発見し、この知識を生きることです。」
 

オーロヴィルは自然豊かでピースフルな美しい場所なので、ヨガや瞑想の練習に馴染みがない方にとっても十分に魅力的です。そして、瞑想に関しても、「決まった瞑想などはありませんが、静かに、静かに集中してそこに留まるべきです。自分の意識を見つけようとする場所です。」と言われていて、とてもシンプル。全ての人に開かれています。

この文章を読んでくださっている方は、おそらくヨガの練習を生活のなかに取り入れていらっしゃったり、身体やこころにとってヨガっていいな〜、と感じていらっしゃる方が多いかと思います。自分自身の身体やこころの健康のために時間をとっておられるということは、もうすでに自分の内側に目をむけるということを、意識されているからだと思います。だから、きっとみなさまも、自分なりの「そういうことか。」という体験に出逢われるのだと思います。

The Door to INDIAについて、もし気になることがあったら、どんなことでもお声がけくださいね!イベントページもこちらのリンクからぜひご覧になってみてください。(Youtubeからマトリマンディルの様子をすこし見ていただけますよ)

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