こんにちは。ゆうこです。
新緑が美しく、過ごしやすい気温の気持ちの良い気候が続いていますね。
私は一年で、この新緑の季節が一番好きです。
緑が生き生きとして、生命力に溢れている力強い季節。歩いているだけで楽しくなる美しい季節ですね!
そんな心地よい季節をたっぷり楽しみたいと毎年思うのですが、いつも風のように過ぎ去り、あっという間に梅雨が来て、これでもかというくらい暑い京都がやってきます。
最近よく、私はこの大好きな季節をどれくらい味わえているのだろうか、と思うことがあります。
いつもの通勤の鴨川沿い。美しい景色が広がっていても、頭の中で今日のやることや段取りを考えていると、気がつくとスタジオについています。
あれ?私はどこを歩いてた?
思考は経験を奪っていくようです。
マインドフルネスという言葉があります。
マインドフルネスの定義は、「自分の体や頭や心のなか、さらに身の回りに起きていることに意識完全に向けること。批判や判断の加わらない気づき」とのこと。
私たちは一日の大半を、無意識に過ごしていると言われています。体や思考が自動操縦のように勝手に動いていて、頭の中は未来や過去、他の場所や人のことを考えながら体を動かしているようなことがよくあります。
テレビを見ながらご飯を食べたりしていると、味わっていたはずなのに、どんな味か思い出せない、というようなことが起こります。
こうやって、どんどん気づき感じる力が弱まっていくと私たちは自分から切り離され、思考の不安に飲み込まれやすくなっていきます。そして、今ここにすでにあるものへの喜びや感謝を感じにくくなってしまいます。
大切なことはいつでもシンプルな気がします。
今そこにいて味わうこと。
何者にもなる必要はなくて、ただ、今のそのままの自分で、そのままの自分が感じていることを、そのまま気づいていること。ヨガの練習にも欠かせない要素です。
TAMISA文庫にもマインドフルネスを日常に取り入れる入門書があります。
日々の小さなことに意識を向ける提案がたくさん載っています。
ぜひ手に取ってみてくださいね。
季節は日々巡っていきます。
今この瞬間の美しい季節を、目一杯味わいましょう!
TEL075-212-0776