TAMISA

わたしのヨガの旅路

こんにちは、えりです。いつもお読み頂き、ありがとうございます。
今日から10月。一年の4分の3が過ぎましたね。中秋の名月は満月で、今一度、自分自身と繋がる時間を持つ、良い機会になりました。満月瞑想しましたよ!


私達、人間は、物質的な社会で、忙しい日常を送っているうちに、そのスピードに追われて、はたまた、様々なタスクに追われて、本当の自分自身が、それらに埋もれて見えなくなってしまいます。だから、ヨガや瞑想の練習をして、内側に意識を向けて、本当の自分自身と繋がる時間を持つことが、とっても助けになります。と、しみじみ感じる今日この頃です。



みなさんは、何を考え、どんなふうに過ごしていますか? 秋ですね。


さて、ただいま、私が受講中の Sound Healing - 癒しのマントラ瞑想 - 第二回目が開催されました。講師は、大西 エミ 先生です。記憶が新しいうちに、ここにレポートさせてもらおうと思います。第一回目のレポートはこちら


第一回目から第二回目が開催されるまでに、3週間ありました。この3週間の間、毎日約30分のマントラ瞑想をする宿題を出して頂いていました。私は、アーサナの練習を30分して身体をほぐしてから、マントラを唱えてからの瞑想を30分を習慣づけました。(正直なところ、何日間かできない日があり、その分をまとめた日もありました。)


前回から継続して受講されている生徒さんは、その練習の効果を感じてきていたり、質問が湧いてきたりと、いろいろシェアして、少しリラックスした状態でスタートしました。感じ方や感想は人それぞれ。


個人的に私は、ちょっと"冴えている" 感じがしています。"冴えている" 感覚は、しっかりと継続した瞑想の練習を続けている時に、私が感じることで、物事がスムーズに進み、会いたい人に自然に会えたりするなどがあります。


もちろん、プラシーボ効果もあるかもしれません。笑。それにしても、とっても良いこと。
サンスクリット語は、"波動のお薬"と言われていて、マントラの高い波動で、私たちの波動を整えてくれます。今世で、サンスクリット語に出会うことができる私たちは、ラッキーだそうです。


最近、クラスの中で、たくさんサンスクリット語のポーズ名を言っているかもしれません。お察し下さい。笑


アーサナの練習をしてから、発声練習をしました。高い音を出す時程、下に根付かせるように歌うと良いらしいです。「歌うのが苦手。音痴だから。難しいよ〜。」と言う生徒さんもおられますが、うまく歌う必要はないそうです。「歌うよりも自分の声を探す。」と言っておられたのが印象的でした。


3週間練習していたマントラは、体が覚えていて、歌詞を見なくても歌うことができました。呼吸法とマントラを同時に行う方法を習いました。そして、アーユルヴェーダのマントラ療法。アーユルヴェーダのドーシャとチャクラとビージャマントラ・シャクティマントラ。その他、全てがいろいろ繋がっていて面白い〜。


今回、特に、私が楽しんでいる練習は、マントラ・ラサヤナ
ラサ(エッセンス)アヤナ(道)は、生命力を高めるテクニックだそうです。


アーユルヴェーダでは、まずデトックス(体をきれいに)してから、栄養を与えるのが効果的だと考えられています。毒がない状態で栄養を与えていくという感じです。ご存じの方は、パンチャカルマがそうですね。


強い浄化作用のあるマントラ
● Hum ・・・消化の火及びクンダリーニの火を活性化し、不浄なものを身体から取り除く。
● Krim ・・・プラーナの力を活性化させて、マインド・感覚・神経器官を刺激して開く。
● Ram・・・火の元素のビーージャ・マントラ。火(アグニ)を通して浄化を促し、第三チャクラを強くする。
● Yam・・・風の元素のビージャ・マントラ。空間、第四チャクラを強くする。
● Ham・・・空の元素のビージャ・マントラ。空間、プラーナ、動きをもたらす。


優しく、栄養たっぷりのマントラ
○ Srīṁ・・・月のエネルギー。ハート。肺、感情を整え栄養を与える。
Klīm・・・魅力、潤い、オージャスな強固なものにする。愛と至福、クリシュナ神の音。
○ Aim・・・頭脳を明晰にして会話力を強める。学習能力を上げる。
○ Sauh・・・ソーマのエネルギーを流す。詩的能力と想像力を高める。
○ Lam・・・土の元素、性センターのビージャ・マントラ。感情を整える。
○ Kṣaṃ・・・マインド、ハート、感情を穏やかにする。第三の目を開く。
○ Śam・・・平和、シャンティのビージャ・マントラ。


マントラ・サーダナです。
●浄化作用のあるマントラ の中から一つ選んで、108回唱えます。
○栄養たっぷりのマントラ の中から一つ選んで、108回唱えます。

マーラー(数珠)を使って数えます。マーラーを手にかけながら、手で一つ一つ数えながら、唱えます。短い音なので、108回は5分もかかりません。


108回、短いマントラ(音)を唱えると、音の印象がすごく残ります。波動ですね!とってもシンプルな練習法且つ、集中できて、とらもパワフルです。

実は、私、カナダのモントリオールで、Ann Dyer の Naada (音とヨガ)のトレーニング (約40時間)を修了しました。また、2019年に同じトレーニングをリテイクしました。合計で80時間程は、学んでいるはずなんです。


マントラ・ラサヤナの練習もAnn が教えていてくれていたことを思い出しました。その当時は、初めて学ぶことばかりで、なんとなく表面的に理解するだけで、日常の練習に落とし込めていませんでした。


学ぶべき時に、学ぶべくして、その時はやってくるもの。あれから月日は流れて、様々な経験を経て、私の練習も変化しました。ヨガの練習者である等身大の私が今思うこと。何かを学ぶ時に、困惑するのは良いことです。それは、何かを学んでいるという証拠です。そして、教わることを全て理解する必要はありませんし、全て理解はできないものです。


アシュタンガの師、シュリ・K・パタビジョイスの有名な言葉がありますね。
99% practice 1% theory. (99%練習 1%理論)


つまり、何事も実践を通して、自分自身の理解が深まっていくものです。先生に教わったこと、その時は分からなくても、練習を続けていくと、いつか分かる時がやってきます。経験を通して理解したことは、しっかりと自分自身に根付きます。


私がモントリオールで出会った、瞑想の先生は、現在、オランダに在住されています。年配の、経験あるとっても優しい先生です。私が京都へ移った時に、訪ねて下さいました。その時に、先生のマーラーを受け継ぎました。そのマーラーを使って練習する度に、先生のことを思い、暖かい波動に包まれます。遠く離れていても、近くに感じるのはそのせいかな。久しぶりに先生に連絡してみました。


マントラ・サーダナは、毎日108回を40日間続けると、マントラが自分のものになり、練習に使用したマーラーはお守りみたいなものになるそうです。うれしいなぁ。ヨガの旅路は楽しいです。今回の学びで得たことを、日常の練習へ落とし込んでいけるよう努めます。


そして、そして、今回のこの素敵な学びの時間をガイドして下さるエミ先生、ご一緒して下さるみなさま、どうもありがとうございます。とっても奥が深い "音と瞑想" の学び。もっともっと学んでいきたいなあと思いながら、次回で一旦最終回です。単発でも受講して頂けるので、何か心に響くものを感じられた方は、ぜひご一緒しましょう。




次回の講座
Sound Healing - 癒しのマントラ瞑想 - 
with 大西エミ

10/5(日) 13:00-16:00 三条寺町スタジオ

詳細はこちら

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TEL075-212-0776