TAMISA

自然菜園と虫

こんにちは。ゆうこです。

みなさまは虫はお好きですか?
私は、弟がいたこともあり、昔はいろんな虫を飼っていました。

カブトムシ、クワガタは当たり前、コオロギ、カマキリ、ダンゴムシ、カイコ...
水中の生き物も、メダカやカエルや亀やイモリや蟹、とにかく拾ってこれるものはなんでも拾って飼っていました。

それがいつごろからでしょうか、気持ち悪さを感じ始めたのは...。
中高大、そして社会人になり、すっかり虫ともご無沙汰になると、久しぶりに見る彼らはとてもグロテスクに感じました。

今は小さい畑をしているのですが、薬を撒いたりしていないので、まぁー!たくさんの虫がいます。
異様にビビッドなもの、すごい数の集団、交尾をしているもの、何かの卵...。
見つけるたびに、現実逃避したくなり、遠くを眺めます。

そして、一般的に、畑で害虫(人間側の都合で、害としているだけですが)を見つけたら、捕殺をしなければいけません!

私は悩みました。
そして、川に流すことに決めました。
殺してはいない、うまくいけば生き残れるかもしれない...という罪悪感を感じないための小さな抵抗。
笹舟を流すイメージで、集めた虫たちをいつもそっと流しています。

自然菜園の本を読んでいると、肥料と農薬はセットで、肥料を使うことでメタボの野菜がなり、虫がさらに寄ってくるため、農薬を使わなければならなくなるそうです。
本来は、土の中の微生物や虫が土を分解することにより、良い土壌が生まれ、虫を食べる虫が増え、そこに循環が生まれ、バランスが取れるとのこと。
そうすれば、肥料も農薬も使わなくても、元気な野菜が育つそうです。

何か、自然に反したことをすると、そのほころびを繕うために、別の不自然な手を加えなければいけなくなる。
いろんな問題に共通しているなぁと思います。

先日読んだ本で、こんな文章がありました。
「簡単に健康になろうとする横着さが、不健康を生む」
うーん、身に覚えが...。

なかなか、奥深い自然菜園。私はまだまだ虫との戦いが続きそうです...。

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