こんにちは。ゆかです。
金木犀の優しい香りに街中が包まれて、とても過ごし易い季節になりましたね。季節の変わり目、少し夏の疲れが出易い時期でもありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
10月も気づけば半分を過ぎ、私も時間の早さについていくのがやっとやっとの毎日です~汗
そして、10月はイベントごとも盛りだくさん!
子供達(上3人)が通う、シュタイナー学校でも秋のお祭りが次から次に行われています。
シュタイナー学校では、季節ごとの祝祭をとても大切にしています。
その祝祭を行うための中心の学年というのが必ずあり、祝祭と重ねて、子供達の成長をお祝いする日でもあります。
少し前の話になりますが、9月末には、『ミカエル祭』が行われました。
これは、2年生と6年生が対象となり、人間の中にある光と闇についてを物語や劇を通して学びます。
光の存在である大天使ミカエルによって、天の国から追放された、闇の存在ドラゴンに、地上の民が立ち向かい戦うというお話です。
日没が早まり闇が深まっていくこの時期に心の中の闇に向き合い立ち向かうという意味が込められているようです。
まだ小さな2年生が勇気を振り絞ってドラゴンに立ち向かい、思春期真っ只中の6年生は、自分の外にも内にもある悪の存在に気づき、安心感の中でを悪を受け止めます。
そして、大人の私にとって一番心に響いたのが、2年生が唱える詩の一節で、
「ミカエルの光に貫かれ、ドラゴンの血は、強き善き力となりました。大地を潤したその血は、すべての命を支えています」
という言葉です。
悪を完全に排除するのではなく、悪を用いてより良き善を創り出す力が、人間にはある。
という事。
" 光と闇 "
光は善で 闇は悪ではなく、闇の中でこそ、五感は研ぎ澄まされ、六感までもが生まれる。
そんなような事を伝えてくれているのだと感じました。
秋から冬へ、これからさらに一層闇が深まる季節ですが、優しい光に包まれる喜びと、内側の声に耳を傾ける安心感を感じながら、この季節を過ごすことができたら素敵だなと感じます。
秋の夜長、お気に入りのキャンドルの灯りの中で過ごすのも良いですね♡
-Yuka-
TEL075-212-0776