こんにちは。ゆうこです。

たまに、ふと読み返したくなる本があります。

The Sence of Wonder / Rachel Carson

何度かブログでもご紹介させていただいたのですが、読むと、大切なことを思い出させてくれるような、心がホッとする本です。

この本では、作家、そして海洋生物学者だった著者が、幼いお孫さんと一緒に過ごす中で、生き生きと自然に触れ楽しむ姿を見て、自然に触れた時のその新鮮な喜びと驚きを感じる感性をSence of Wonderと表現しています。

多くのことに触れ、成長していく中で、私たちはこの新鮮な驚きと喜びを感じにくくなっていきます。慣れとは、順応していくことでもあり、鈍くなっていくことなのかもしれません。

最近ふとこのSence of Wonderという言葉を思い、以前はそこまで思っていなかったのですが、実はとても根本的な、大切なことを伝えているように感じました。

私たちは、日々の小さなことに、どれだけ新鮮な喜びや驚き、楽しみを感じることが出来るか。
そこに見出すものが、結局私たちの求めているものではないか。
その感性が鈍くなることは、求めているものから遠ざかり、私たちの人生そのものが色褪せていくことに繋がるような気がします。
大きなことがあってもなくても、日常がどれだけ豊かで喜びや驚きに満ちているか。
それは、私たちの感じる力によって変わってきます。

気づき感じる力、そして喜ぶ力、これはその人の特性ではなく、鍛えていけるものです。
ヨガは気づきや感じる力を鍛える良いツールです。
ぜひヨガを通して、Sence of Wonderを磨いていきましょう。


以下、The Sence of Wonder / Rachel Carsonより

子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。
残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない"センス・オブ・ワンダー ＝ 神秘さや不思議さに目をみはる感性"を授けてほしいとたのむでしょう。

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