TAMISA

[Yuka]〜待つこと〜を楽しむ12月

いつもありがとうございます。Yukaです。

12月、早くも半分が過ぎようとしていますね。
ぐんと季節が進み、冬らしい毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、12月の始まりの日に、子供達が通うシュタイナー学校にて、心温まる素敵な催しがありましたので、是非そのお話をシェアさせて頂きたいと思います。

それは、「りんごろうそくの日」

シュタイナー学校では、キリスト生誕のお祝いとしてではなく、一番日の光が短くなる冬至の時期に自分自身の内面に眼を向け、暗い中でも光や希望などを絶やさず、育くんでいく、という意味をこめて祝祭を行います。りんごろうそくは「アドベントガーデン」ともいわれ、モミやヒバなどの常緑樹で作ったうずまきの道の中にりんごろうそくを手にして入っていき、中心にあるろうそくから手にしているりんごろうそくに火をいただき、うずまきの道の途中に置いて行きます。

あとから来る人のために、道を照らすように。

小さい子供達が、みんな真剣なまなざしで、一歩一歩、歩いて行く姿はとても神聖で美しく、子どもたちの将来が光に導かれますように、と祈りにも似た想いで、大人たちは静かに見守ります。
光が少なくなるこの時期に、この世界にあるすべてのものに感謝し、光あふれる季節を心待ちに過ごします。

子供にとっても大人にとっても、"待つこと" が難しい現代ですが、クリスマスや新年のお祝い事に向けての毎日を、"楽しみ待つ" "待つことを味わう" ように過ごせたら良いですね。そして、"待つこと" から育まれる、感性や命の豊かさに溢れる毎日となれば良いなと思います。

走り去るように過ぎていく12月。

皆様の毎日が、温かな光に灯される素敵なものでありますように。

この記事を書いた人

Yuka

TAMISAディレクター
2005年にYogaStudioTAMISA設立後から運営に携わり、インドやアメリカ、オーストラリアなど国内外で様々なヨガを学ぶ。現在は三児の母として、育児を通して経験した事や、ヨガから得た知識や知恵を一人でも多くの方に伝える事が役目だと感じ、スタジオでのクラス以外にも、児童館や幼稚園、企業での出張ヨガやボランティアを通してヨガの普及に勤めている。ヨガは、年齢・性別問わず、どの環境にいる方にも良い効果をもたらしてくれるもの。

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