2005年に七条鴨川スタジオからスタートしたTAMISAは8月23日で19周年を迎えました。
19年目の今日も変わらずにみなさんとヨガの練習ができていることに心から感謝いたします。
ヨガの語源は「つながる」という意味がありますが、私たちは自分の体や心、そして他者や空間やあらゆる物質とのつながりの中で毎日を営んでいます。
あたり前のように繋がっているその関係ですが、私たちはどれだけ意識的に選び、意識的に触れることができているでしょうか。
たくさんの情報、物に溢れているこの時代に、その大量の情報や物に溺れてしまわないために、何が自分に必要なのか、心地よく感じるのかを見極めて選ぶことが大切です。
私たちはスタジオ運営を通して、ヨガの智慧をもとに、それぞれができるだけ純粋な意識で、自分にとって必要なものを選ぶ力を養えるようお手伝いをさせていただきたいと考えています。
特にこの大きな変化の時代の今、私たちに必要なことは、先に何が起こるかを予測することよりも、今に留まり、一瞬一瞬を丁寧に刻みながら準備をして待つことではないでしょうか。
今起こっていることを把握し、理解し、その一瞬一瞬が繋がり合っている事、今が一瞬先の私をつくっていると言う事の意味を知り、その点と点を丁寧に結ぶ事ができる辛抱強さではないでしょうか。
例えば、何かを予防する為に、もしくは、目標を達成する為にヨガの練習をはじめたとしても、それがゴールではなく、そこに向かう道のり中での在り方が大切であり、私たちはすでにたくさんの恩恵を得る事ができています。
身体と心と意識的に繋がり、身体からの反応に気づき受け入れること。
それはまた、私たちが外的な要因から受ける、ストレスとの向き合い方にも関わってくると言えるかと思います。
ストレスそのものが直接私たちの健康を損ねるのではなく、ストレスを前にした時の自分自身との向き合い方によって、受け取る反応が違うものに変化する。在り方がとても大切だと感じています。
ヨガの練習を通して私たちが学ぶことは、人として生きる為に何が必要かを教えてくれています。
本当の意味での健康って何だろう?これからも、みなさんと一緒に考え、学んでゆけたら嬉しいです。
小上陽子、平山裕賀
TEL075-212-0776