TAMISA

"Tell Me Your Yoga Journey" 生徒さんにインタヴュー

こんにちは、えりです。
ご無沙汰してます。先週の新月で旧正月を迎えて、新しいはじまり。
いつの日も、ここで、みなさんとヨガの練習をシェアできること、幸せに思う今日この頃です。いつもありがとう。今年もどうぞ宜しくお願い致します。


さて、今日は、"Tell Me Your Yoga Journey" と題しての、ヨガを通して感じていることのインタヴューをお送りします。
記念すべき第一回目を飾るのは、土曜日の朝ヨガ後にお話できた Benoit(ブノワ)さんです。後光が差しています。

Benoit さんは、50歳。フランス出身。建築家。建築学科大学准教授。
ヨガ歴:1年1ヶ月
練習頻度:ほぼ毎日一回

Q: さっそくですが、ヨガを始めたきっかけを教えて下さい。

A: たくさんの理由がありますが、根本的なところで言うと、人生を変えたかった。

Q: おぉ〜。大きな理由ですね〜!良いですね。初めてスタジオに来られた日のことを覚えています。サッカーをされていて、姿勢を良くしたくてみたいなことを言っておられた記憶があります。何か具体的な出来事がありましたか?

A: 身体的な理由としては... 去年のお正月に、娘が帰国していて、スケボーカラオケに行ったんです。私は、昔からスケボーをやっているんです。息子が私のスケボーしている様子をビデオで撮ってくれていて、それを見た時に、姿勢がおじいちゃんみたいになってきている(笑)ことに気づき、どうやったら姿勢を良くできるかなぁ〜と思ったんです。

ちょうど、友達がTAMISAに通っていて、その頃、30 Days Trial Pass というキャンペーンをやっていたので、そこからヨガを始めました。毎朝9時のクラスに通って、毎日練習しました。

Q:なるほど。覚えています。おじいちゃんみたいな姿勢になってきたのを治したいと言っておられたこと。笑。毎日の練習、ブノワさんは継続力があるところ、素晴らしいなあと思います。そして、頭がとても柔軟なので、どんなクラスでも真っ直ぐに取り組むので、どんどん吸収して、成長するペースがとっても早いですね!ヨガを初めてどれくらい経ちましたか?

A: 最初の一年は、毎日、練習すると決めました。きっと、去年の一月からヨガを始めたので、今はヨガ歴1年と一ヶ月です。

Q: 今はどんなペースで、どんなスタイルのヨガを練習していますか?

A: 仕事のスケジュールが変わったこともあって、今は週4回で、VInyasa・Hatha ・Hatha Meditaion のクラスで練習しています。また、スケジュールが落ち着けば、Triyoga と太極拳も再開したいと思っています。Ashtanga にも挑戦したいです。最初は、自分にプレッシャーを与えたくなくて、ゆっくり練習してきました。

Q:ヨガを始めて、何か変化したことはありますか?どんな変化を感じていますか?

A: 前よりも、冷静になりました。姿勢が良くなりました。そして、観察力が増しました。何が起こっているのか、何を感じているのか、食べている時は、食べていることを観察しているし、ビールを一杯飲んだ感覚、二杯目の感覚といったように全てを観察しています。

Q: とっても素晴らしいです!!

A:私が、ヨガの好きなところは、ヨガは身体的な練習だけではないところです。ヨガは、精神的、スピリチュアルなもので、少しづつ、宇宙への扉を開いてくれるものです。この世界に真にエンターさせてくれる。気づいていなかったことに気づくようになります。Awareness!

ヨガの練習とは、ただ体を動かしているのではなくて、自分自身の人生を見ているのと同じで、何をこの人生でやりたいのかに繋がります。

Q:Wow!! なるほど。そうですね!とっても素晴らしい気づきですね。
ヨガの練習を続けていると、その時々で、自分自身のテーマのようなものがあるかもしれません。チャレンジする時期や、労わる時期。例えば、ヘッドスタンディングができるようになりたい時期など。今、自分の中で練習のテーマがあったり、何か目標やゴールがあったりしますか?

A: 何も期待していません。ゴールもありません。流れるだけです。Experience (体験・経験する)
ヘッドスタンドは、ただ、そのポジションに集中することだと思います。ヘッドスタンドからこけたら、こけ方を学ぶだろうし、それでいいんです。経験です。


Q: なるほど。その通りだと思います。もともと、何か武道をされていたんですよね? ブノワさんは、集中力があってポーズが安定しているなあと感じていました。そこから通づるものがありますよね? 

A: 子どもの頃に、柔道と空手をしていました。フランスの学校では、ほとんどの子どもは、12歳までの間、柔道をするんです。私は、12歳から18歳までの間に、黒帯をもらって、地方のチャンピオンでした。大学に入ると忙しくなり、辞めざる終えませんでした。日本の大学は入るまでが大変かもしれませんが、フランスの大学は、入ってからが大変なんです。笑。建築を学び始めました。それから、サッカーを始める機会がやってきて、30年間程、週に一回練習を続けていますが、ヨガを始めてから、サッカーが上手くなりました! サッカーの後は、ヨガで体を整えるといった感じです。

Q: サッカー選手はヨガをやるべきですね!!

A: そう。プロのサッカー選手は、ヨガをします。アクティブに動くことに慣れているサッカー選手にとって、ヨガの練習は、ある意味、難しいかもしれません。でも、ヨガを練習することによって、彼らは長くサッカーを続けることができるんです。だいたいのサッカー選手は、45歳くらいで引退します。ヨガは、体の柔軟性を高めて、心身の疲れからの回復を助けます。ヨガを練習しながら、サッカーをすると、メンテナンスしてくれて、長く続けることができます。

Q: そう。それは素晴らしい!!
最後に、ヨガの他に、今、興味があることは何ですか?

A: 空間を創ること。クリエイティブな方面のこと。図面を描いたりとか。
ヨガは、私のクリエイティヴな視野さえ変えました。例えば、「町屋」に対して、私は、以前は気付かなかったものの、今は、たくさん気づくことがあります。

「おくどさん」を知っていますか? 私は、「おくどさん」の、"5 Elements" (5つの要素)を発見しました。
1. 木造の柱
2. 土間の土
3. 井戸の水
4. 釜戸の火
5. 釜戸の煙が通る大きな天井のふきぬけ、空気の流れ、天窓

これらの5つの要素があって、おくどさんは美しくなります。美しさには気づいていましたが、以前はこの要素(ディテール)に気づきませんでした。

ヨガは、私の気づく力を養います。もっとディテールに気づくようになり、そのディテールがどのように影響しているかに気づきます。



ブノワさん、本当に素晴らしいお話をありがとうございました。
素晴らしい成長過程が垣間見れて、私は、とっても嬉しかったです。ブノワさんは、とってもフレンドリーで、どんな人とでも打ち解ける素敵な人柄をお持ちで、その在り方を、私はとっても尊敬しています。建築家のブノワさん。クリエイティビティーが広がったお話、とっても共感しました。今後も、実りのある Yoga Journey を歩まれるよう、願っております。

Merici  beaucoup!! 

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