TAMISA

されどアライメント!

こんにちは、えりです。いつもお読み頂き、ありがとうございます。
ヨガしてますか?最近のあなたのヨガの練習はどうですか?

「アライメント」ということば、ヨガのクラスの中で度々出てきますよね。
アライメントとは、直訳すると、「一列に並ぶ」「整列すること」などです。ヨガの練習においては、"身体のアライメント" のことを指すので、各関節や骨の並びのことです。

アライメントが崩れていると関節や筋、靭帯などに負担がかかって、ケガの原因になりやすかったりしますね。正しいアライメントを保つことで、身体の各部を効果的に使い、関節にかかる負担などを軽減することができます。

長い歴史のあるヨガ。アーサナ(ヨガのポーズ)ひとつひとつにも、正しいアライメントがあります。
自分の体に合った正しいアライメントを保つことで、安全な練習ができることはもちろん、細かいアライメントに意識を向けていること自体が、今ここに集中した、瞑想的な練習に繋がります。

私の先生は、「細かいディテールが全て」だと言いました。

私がヨガを学んできた先生たちは、Rodney Yee、François Raoult,、Richard Rosen、Michael Stone など、B.K.S.アイアンガーのもとでヨガを学んでこられた先生方です。
B.K.S.アイアンガーは、近代ヨガの基盤を作られたクリシュナマチャリアの弟子で、アイアンガーヨーガの創始者です。

アイアンガーヨーガは、アイアンガー師が自身が、長年のヨガの練習と体の骨組みを、解剖学観点から研究し、考案されたもので、アライメントにフォーカスした練習法です。プロップス(補助具)を使ってポーズ をとるところは、特徴の一つだと思います。パイプ椅子や、ストラップ、ブロック、ボルスター、ブランケット、サンドバッグ、壁などを使って、安全なアライメントを作り、ポーズを保持していくので、様々な体型とコンディションの人が練習できるところが、私は好きです。

この写真は、私がモントリオールで練習していたスタジオ Naada Yoga Montreal の Yoga Wall という壁と壁に設置されたロープを使って練習するクラス。重力のかかり方が変わることによって同じポーズでも新しい感覚が味わえたり、出来なかったポーズが Yoga Wall では出来たりして、とっても楽しいです。



スタジオ内には、様々なプロップスがあります。練習が始まる30分前からスタジオへ入れるので、生徒は、各々に必要なプロップスを使って、リストラティヴのポーズに入っていたり、安定した座位の姿勢で瞑想をしていたりと様々に過ごします。

私たちは、それぞれ違う体の形で、違う柔軟性と可動域をがあるので、自分自身に合ったアライメントに必要なプロップスの使い方を身につけていきます。

このスタジオで、たくさん学ばせてもらったなあと、とっても感謝しています。この夏は、4年ぶり(!) に、ここで練習することができるかなあ。自分のルーツである環境で練習するのは、やはり安心感があるものです。

私の最近の練習のおはなし。ここ一年くらい左の坐骨に違和感を感じてはいたものの、いつものペースで練習を続けているうちに、その違和感が大きくなってきました。改めて、アライメントにしっかりとフォーカスしながら、自分の中の可動域の中で、調整しながら、練習している次第です。

とっても微細なことで、外からは見えないかもしれません。されどアライメント!と思い知らされているのです。

RSI [repeated sequence injury] 反復運動過多損傷 という症状があります。これは、一定の姿勢や動作を、長時間繰り返すことで、負荷がかかった体組織などに損傷や炎症が起こる障害のことを言います。テニスや野球などのスポーツ、はたまたパソコンやスマホの長時間の操作によっても、起こりうるものです。

ヨガのアーサナのアライメントもそうですね。一回や2回じゃ、症状はでないかもしれません。しかし、間違ったアライメントで何度も練習を続けるうちに、それらが積もり積もって、いつかその影響が出てくるものなんです。

ヨガの練習の中でいうと、例えば、ヴィンヤサなどフローするヨガのスタイルが好きな人、ヴィンヤサしか練習しない人は、フローしているので、各ポーズのアライメントを確認する間がないかもしれません。もし、間違ったアライメントで長い間、練習を続けていると、いつか、負担がかかっている部分に炎症が起こるかもしれませんね。流れるように、フローするのは、楽しいですよね!それでも、しっかりと、各ポーズの基礎を学ぶことは、とっても大切なんです。

例えば、ヨガの上級者の人。長い間、自分の中の "Comfort Zone" に留まりながら、練習を続けていませんか? コンフォート・ゾーンとは、「快適な空間」を意味することばです。自分の中の、「私の可動域はここまで」と、いつも同じ角度で、いつも同じ軽減法で練習を続けていると、それはそれで、どこかに支障が出てきてしまうかもしれません。コンフォート・ゾーンを抜け出したところに、新しい発見と成長があるもの。と、自分に言い聞かせている今日この頃です。



ということで、「アライメント」気をつけながら、練習続けていきましょう!
今月から、金曜日の夕方のクラスを担当させてもらうことになりました。また、タイミングが合いましたら、いつでもご参加下さいね!









Hatha All Level/ Eri

三条スタジオ
毎週水曜日 9:00-10:00 / 19:00-20:00
毎週金曜日 10:00-11:00 (オンライン同時配信)/ 19:00-20:20
毎週土曜日 9:00-10:00

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