TAMISA

[Yuka] How to be ethical? キッチン編

先日、QUESTION (京都信用金庫) にて開催されていた、Ehical week (エシカルウィーク) " How to be ehical? " 大盛況に終了いたしましたね。

様々なトークイベントやWS、上映会やマルシェなどを通して、皆んなで一緒に"Ehical"についてを考える1週間。

TAMISAからは、Veg Out とSmoothie etcがマルシェへ出店し、主催者の一人として繋がりを広げてくれたMaaya先生のヨガクラスやトークイベント、そして、私もトークイベントにてお話しする機会を頂きました。

その盛りだくさんの企画の中で、ほんの一部分となりますが、私が担当したトークについてや、私が日常生活の中で愛用している "グッズ" などを、ここでご紹介させて頂きたいと思います。

私が担当させて頂いた、エシカル ウィークの4日目のテーマは、"For future makers"(これからの世界を担う子供達の未来の為に、地球環境についてを考える日)でした。

内容はと言うと、「Ehicalって何?」「子供達にどんな影響があるの?」「知ってはいるけど、忙しく子育てをしながら、どう取り組めばいい?」などの疑問に沿って、主に子育て世代の方に向けてお話をさせて頂きました。

最近、よく耳にする事が多くなった、"エシカル"という言葉ですが、簡単に直訳すると、「倫理的」「道徳的」と言う意味があり、"それぞれの良心に基づいた行いを"といった意味があります。

環境問題の深刻さについては、何年も昔から言われていますが、それがいよいよ危機的な状況に近づていて、すでに、私達の子供達の世代に大きく関わる問題だと言われています。

少しでも明るく豊かな未来を子供達に残すために、今、私達、大人ができる事は何かを考え、問題から目を背けずに、向き合い、受け入れ、解決に向けて取り組むことが重要だと感じています。

そして、それは、子育てやヨガと同じように、今できること、ほんの小さなことの積み重ねなのだと思います。

実際に子育てや毎日を忙しく過ごす中でも、すぐに家庭の中で行えることもたくさんあり、私たちの日常生活の当たり前や定番を、少しずつ、環境へ配慮されたものへと変えていく、その小さな心がけが、いずれ実となり花となり、大きな変化をもたらすものだと信じて、毎日楽しく実践できたら素敵だなと思います。

そんな日常生活の中でのアイデアの一つとして、私が日常生活で使っているものを、これから何回かに分けてご紹介をさせて頂きますね。

◎今回は、キッチン編

麻たわし

TAMISA松井山手店にてお取り扱い中の、フェアトレードで作られている「麻たわし」

最初はゴワゴワしているけれど、使っているうちに柔らかくなってとってもいい感じ。お鍋などの頑固な汚れも落ち、たわしには汚れがつきにくく、長持ちするのでオススメです。その他にも、布巾やヘチマなど、土に還すことができる天然素材のものを探してみるのも楽しいですね。

*洗剤いらずでエコだと言われているアクリルたわしも、実は、プラスチックで出来ていて、繊維に含まれる、0.5ミリ以下のマイクロプラスチックが洗うたびに川や海に流れてしまっているそうです...。深刻化が進むプラスチック問題、2050年までに、海中のプラスチックの重量は魚の重量を超えると予測されていて、海は魚ではなく、プラスチックごみで溢れかえると言われています。その理由の一つとして、プラスチックの使用が過去50年間で20倍にも増え、しかもその量はいまだに増え続けていると言われていますが、私たちは、再利用できるはずのプラスティックをほとんどリサイクルしておらず、結果として埋立地へと送り、海を汚染してしまっているのです。

ヴィーガンエコラップ

オーガニックコットンをベースに作られた、100%植物性のエコラップ。ラップとしてだけでなく、おにぎりやスナックを包んだり、お皿の代わりとしても使え、キャンプなどのアウトドアにも最適です。

我家の子供達は、学校の10時の「おにぎりタイム」に、おにぎりを包んで持っていっています。水で洗って繰り返し使用できるのでとても便利。月に2度開催している、「nacked market」にて購入できます。

その他、タッパーの活用や、ミツロウラップ、薄い巾をラップ(レンジ可)として使用することもできますね。また、お出かけの際は、マイボトルの持参も忘れずに♡

*ゴミの問題だけではなく、ラップやペットボトルなど、多くのプラスチック製品には、BPA(環境ホルモン=プラスチックの合成に使われる化学物質)が含まれています。これらが体内に入り込み、人体に悪影響を及ぼすという報告がされています。BPAフリーの物もあるので、そちらを探してみるのも良いかもしれません。

野菜の保存袋

オーガニックコットン素材の巾着。鮮度も保たれ、お野菜さんもふんわりと包まれて嬉しそうです。その他、ガーゼやさらしのような薄いコットンの布で包んで保存することもできます。パンも保存可能。チャンスを見つけては、是非、マルシェなどに足を運んでプラスチック包装のされていない、ネイキッドのお野菜を探してみてくださいね。こちらも、月に2度開催している、「nacked market」にて購入できます。

日常のあらゆるところで使われているプラスチックですが、出番の多いものだからこそ、環境に配慮されたものを必要最低限に使うことができらた良いですね。

コンポスト

ローカルフードサイクリングさんの「LFCコンポスト」Veg Out でも我家でも愛用中です。生ゴミが減ることで、ゴミの量が大幅に削減!ファスナー付きの外袋と土に還る素材でできた内袋、コンポスト基材などがセットで販売されていて、匂いが気にならず、虫さんが苦手な方も安心して始められるキットです。また、内袋はそのまま鉢植えとして使用できるので、マンションやお庭がないお家でも気軽に始められ、オススメです。

5人家族の我家も、子供たちの成長とともに食べる量も増え、生きている以上ゴミは出てしまうのですが、できる限り最小限に止める心がけと、出たゴミは誰かに処分してもらうのではなく自分で処理をするというサイクルが生まれれば、きっとゴミは削減され、一人一人の小さな意識が地球をより美しく変えていくと信じています。

今回はキッチン編をご紹介させていただきましたが、まずは、今お使いのものを最後まで大切に使い、ご家庭にあるものの中でどんな工夫ができるかな?と、楽しみを加えながら無理なくエシカルな暮らしを取り入れて頂けたら嬉しいです。

次回は、お洗濯・日常編をご紹介させていただきますね♪

この記事を書いた人

Yuka

TAMISAディレクター
2005年にYogaStudioTAMISA設立後から運営に携わり、インドやアメリカ、オーストラリアなど国内外で様々なヨガを学ぶ。現在は三児の母として、育児を通して経験した事や、ヨガから得た知識や知恵を一人でも多くの方に伝える事が役目だと感じ、スタジオでのクラス以外にも、児童館や幼稚園、企業での出張ヨガやボランティアを通してヨガの普及に勤めている。ヨガは、年齢・性別問わず、どの環境にいる方にも良い効果をもたらしてくれるもの。

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