パタンジャリのヨーガスートラが編纂されたのは、約1500年前とも約2000年前とも言われますが、宗教色が薄いことから、現代ではインドだけでなく世界中でヨガの経典として親しまれています。

ヨガ指導者養成講座で「ヨーガ哲学」として教わる「アシュタンガヨーガ」（八支則/八支足）を暮らしに活かしている人もいらっしゃるでしょう。また、仏教的な観点から学んでいる人もいらっしゃるかもしれません。

この講座では、紀元前５世紀ごろの文法学者パーニニが残した文法ルールに則った普遍的なチャンティングの方法をご紹介しながらも、声の個性を尊び、チャンティングの楽しさをお伝えします。

ヨーガスートラが、本来「読みもの」ではなく「詠みもの」であることに気づくと、ヨガ哲学が身近に感じられるかもしれません。　どのように学んでこられた人でも、マインドの明瞭さがうながされる2ヶ月間となることでしょう。

第１回（5/12）

・パタンジャリのヨーガスートラ 第１章 ヨーガの定義（前編）
・チャンティングの基礎

ヨーガスートラで定義される「ヨーガの目的」とは。
ヨーガの目的を明らかにする一連のスートラをチャンティングし、主要節についてのディスカッションを行います。

第２回（5/19）

・パタンジャリのヨーガスートラ 第１章  ヨーガの定義（後編）
・サンスクリットの文法ルール

ヨガ修練者の心構えとは？
第１回の復習に加え、ヨーガが目指す心のあり方を明らかにする一連のスートラを、チャンティングとディスカッションからひもときます。
また、チャンティングに不可欠なサンスクリットの文法ルールをご紹介します。

第３回（6/2）

・パタンジャリのヨーガスートラ 第１章 ヨーガの実践（前編）

「ヨーガの目的」を達成するための実践法とは。
実践法（瞑想）について綴られる一連のスートラを、チャンティングとディスカッションからひもときます。

第４回（6/9）

・パタンジャリのヨーガスートラ 第１章  ヨーガの実践（後編）

チャンティングとディスカッションを通して、第３回の復習を行います。
また、第１回からのおさらいし、継続するための練習法をご紹介します。