Heart of Yoga(ハートオブヨガ)は、現代ヨガの父クリシュナマチャリアに直接指導を受けたマーク・ウィットウェルが提唱するハタヨガの手法です。"人の数だけヨガがある"。つまり、100人いれば、100通りのヨガがあるということ。人がヨガに合わせるのではなく、ヨガを人に合わせるべきだという、何よりも「個」を重視するヨガの本質(ハート)がここにはあります。
日本では、今なおエクササイズ、フィットネスのイメージが強いヨガですが、ヨガとは本来、自分の呼吸に意識を向け、自分自身の心と身体を感じ、そこにある命(ハタヨガ)を味わうことです。ヨガをするのは、今この瞬間に息づく自分自身の命の輝き、大いなる生命の営みに自ら関わっていくため。だからこそ、ハートオブヨガでは、何より呼吸に重きを置きます。身体の動きの主導権を握るのはいつも「呼吸」です。この手法が、別名「動くプラーナヤーマ(呼吸法)」と呼ばれる理由はそこにあります。そして、ポーズの外見ではなく、ポーズをしている自分の中にある体験を大切にするのが特徴です。
誰かと比較する必要も、自分を追い込む必要もない、それぞれに合った「わたしだけのヨガ」。自分の呼吸に合わせ、シンプルなポーズをマイペースでくり返すことで、自分をヨガに合わせるのではなく、ヨガを自分に合わせます。命の息吹である呼吸を味わうこと。そうすることで、自らに慈しみの想いを育み、命の輝きを堪能すること。それは、誰にでもでき、誰もが必要なことです。
この短期集中講座は、ハートオブヨガに初めて出会う方、クラスやワークショップの受講経験があり、もっとこの手法を深く学びたい方、ハートオブヨガ指導者養成講座を終え、復習や継続学習の場を求めている方を含め、どなたでもご参加いただけます。ヨガの経験、体力、年齢、性別は一切問いません。呼吸を通じて、かけがえのない自分の命(ハタヨガ)ともっと仲良くなりたいと願うすべての人が対象です。
主な講座内容
・ハートオブヨガのルーツと哲学
・ハタヨガの定義
・アーサナ(ヴィンヤサ)の基本と応用
・呼吸と身体の動きの関係性
・呼吸とバンダ
・プラーナヤーマ(呼吸法)、瞑想、マントラ
・自分に合ったヨガの探求
<2日間のテーマ>計13時間
1日目
ハートオブヨガの「ハート」とは?
「動くプラーナヤーマ(呼吸法)」と五つの原則
2日目
バンダ、プラーナヤーマ、瞑想、マントラ
毎日できる「プロミス プラクティス」
ハートオブヨガについて詳しくは、こちらの記事をご参照ください
<Part 1>『人の数だけヨガがある』https://www.yoga-gene.com/instructor/215387.html
<Part 2>『7分間の奇跡』https://www.yoga-gene.com/instructor/215387.html
<Part 3>『指導者であることは友人であること』https://www.yoga-gene.com/instructor/215387.html