Other

2020年1月30日
Other

【タブロイド】カナダモントリオールのヨガの世界(Eri)

カナダモントリオールのヨガの世界-02.jpg

私が4年間過ごした、私の二つ目の故郷のモントリオール。アメリカとの国境に程近いカナダのケベック州に位置するモントリオールは、フランスのパリに次いで2番目に大きいフランス語圏の都市。モントリオール国際ジャズフェスティバルや、世界的に有名なサーカス集団「シルク・ド・ソレイユ」発祥の地としても知られているところです。冬は極寒の-30℃以下まで下がる氷の世界。夏は最高の気候で毎日天国のような景色です。夏と冬とでは、気温差が60℃近くある極端な風土。そんな風土で育まれた人々は、繊細かつエネルギーに溢れています。

カナダモントリオールのヨガの世界-03.jpg

私は、モントリオールにあるヨガスタジオNaada Yoga Montrealで、ヨガティーチャートレーニングと、ヨガセラピーのプログラムを修了しました。このスタジオでは、4年間程継続した練習を重ね、帰国して3年目になりますが、モントリオールの私の先生達と生徒達、Naada Yoga Montrealの教えとコミュニティーを訪ねに、毎年夏に休暇を頂いて、モントリオールで過ごさせてもらっています。 Naada Yoga Montrealは、モントリオールのダウンタウンから少し離れ、カフェやバー、ヴィンテージショップなどが立ち並ぶ、アーティストやミュージシャンが多く住むヒップなエリア、Mile-endエリアにあります。このスタジオでは、ヨガのレッスンの他にも、整骨療法、鍼療法、マッサージセラピー、ヨガセラピーと、統合的なセラピューティックな目線からのヨガを提案しています。10代の若者から80歳のおばあさんまで、生徒達の年齢層は幅広く、朝のクラスを受けに来る生徒達は、ほぼ毎日顔を合わせている心地の良いコミュニティーがここでは形成されています。

カナダモントリオールのヨガの世界-04.jpg

三年前から、私が滞在している夏の期間は、光栄にも、このスタジオでレッスンを担当させてもらい、レッスン代は、全てYoga Mala Foundationという団体に寄付させてもらっています。 Yoga Mala Foundationは、カナダのモントリオールを拠点に活動するNPO団体。ヨガをする環境が整っていない人たちへ向けて、ヨガやメディテーションのプログラム、ヨガセラピーのトリートメントなどを無償で提供しています。私たちは、ヨガを練習する時間とお金、その環境があって幸せなのかもしれません。ヨガは、全ての人の為のもの。でも、ヨガをする環境が整っていない人たちもたくさんいるのも事実なのです。 当時、私にとって、モントリオールという新しい土地で、言葉の壁がありながらも、ティーチャートレーニングと、ヨガセラピープログラムを修了するという目標に挑むことは、簡単ではありませんでした。私は、たくさんの人たちに支えられて、今に至ります。そして、どんな時も私のそばにあったのは、いつも自分の中心軸を再確認させてくれるヨガでした。 モントリオールのヨガスタジオで、たくさんの生徒達がスタジオに通う時期は、長い冬の間です。一年のうち約7カ月間続く厳しい冬には、日照時間も極端に短くなり、鬱になる人も少なくありません。

カナダモントリオールのヨガの世界-05.jpg

人々にとって、ヨガを練習することは、心身ともにバランスを整えることに役立っているのです。また、ヨガスタジオというコミュニティーはとても大切な存在なのです。私の先生のうちの一人、Mark Singletonが言っておられた言葉が、いつも心に響きます。 "Yoga is the preparation of life."(ヨガとは、人生を生きる心構えを培うもの)「ヨガ」の語源はサンスクリット語の"Yuj"(ユジュ)、直訳すると、Union(融合)。この意味を、禅師のティク・ナット・ハン師は、 "interbeing"(相互依存)と表現されていますね。 この世界で、一人でも多くの人がヨガと出会うことができますように。

文:Eri


Tabloid vol04-08.jpg

この記事はヨガスタジオ TAMISAのタブロイド誌『Yoga for Life vol.4』に掲載している記事をブログ用に再編集したものです。タブロイドの内容は、ヨガスタジオ TAMISAで無料配布している印刷物、過去のアーカイブを含めオンライン(issuu)でご覧いただけます。